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非常用発電機の性能試験で社会に貢献する

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非常用発電機の負荷運転試験は機械のメンテナンスだけでなく、一方で防災訓練の特性も有している。
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模擬負荷運転試験・推進プロジェクト

非常事態に非常用発電機が動かないトラブル

 弊社の設立の契機となった非常用発電機の法令点検の問題と解決策の概要をご説明します。非常用発電機は、災害等により停電が発生すると、停電信号が発電機に伝わり、自動的に始動し、発電を始めます。それは非常灯、煤煙探知器、スプリンクラー、非常用エレベーター等様々な消防用設備に電気を送ります。
 
    ところが、非常事態の真っ只中で、何かの原因で非常用発電機が作動しなくなった場合、私達は大きな困難に直面します。ある病院施設では、停電時に非常用発電機が作動せず、透析患者を他病院に搬送するというトラブルに見舞われました。原因は不明ですが、もし基本的な整備不良によって非常用発電機が作動しなかったのであれば、このようなことは絶対に避けなければなりません。

非常用発電機をただ動かしているだけの点検 

 発電機メーカーは不測の事態を想定して、装置を堅牢に製造しておりますが、設置後の法令点検はユーザーに任せています。半年及び1年に一度の定期点検では、非常用発電機を動かし、稼働状態を確認しています。しかし、この定期点検は発電機を動かしているだけで、実質的な点検は行われていません。

実施するのが困難な点検 

    実質的な点検とは、災害時を想定して全館を停電させ、非常用発電機が始動して、消防設備に電気を送る。そして一定時間稼働して、消防設備の使用に耐えられるか(負荷)を確認することです。この点検項目を「負荷運転」と言います。これは、厳密に言えば、故障箇所の有無を調べる静的な点検ではなく、発電機の力を測る動的な性能試験にあたります。しかし、このような非常事態を設定した点検は、現実的に施設全館を停電にすることができず、重要な点検項目にも関わらず、なかなか実施されていませんでした。

 解決策として新しい点検方法の提案(模擬負荷運転試験)

 そこで、このような問題を解決する為に、「実質的な負荷運転」に替わる点検方法が開発されました。それは、消防設備に替わり、持ち運び可能な測定装置を使用する方法です。つまり、発電機とこの測定装置を一時的にケーブルで接続し、一定時間、発電機がその装置に電気を送り、装置が負荷をかけ、発電機の状態を確認します。
「模擬的」に負荷をかけて発電機を運転させます。この方法であれば、施設全館を停電にすることなく、点検項目の「負荷運転」を実施することができます。これまで全館停電によって非常用発電機の負荷運転が現実的に不可能との理由で、この重要な点検項目が行われず見過ごされてきましたが、この「模擬負荷運転試験」によって、そのような問題を解決することが可能となりました。

単なる機械の点検ではなく、防災訓練としての意義も含む 

    そして、これは単に発電機の点検という機械的な側面だけでなく、防災訓練としても非常に意義のある試験項目として弊社は考えており、お客様にはこの模擬負荷運転試験の重要性をご理解頂き、点検サービスを提供させて頂いております。既に多くのお客様からご依頼を頂き、模擬負荷運転試験を実施しており、安心安全な社会の基盤づくりの一端を担っております。
 

非常用発電機の負荷運転試験は防災訓練としての点検作業である。
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模擬負荷運転試験・まとめ

01.社会問題  
非常用発電機の法令点検において、点検項目である「負荷運転」試験が実施されていない施設が多い。法令違反に觝触する。

         
02.負荷運転  
非常用発電機の「負荷運転」とは
①災害状況を模擬的に設定するため、ビル全館を強制停電させる。
②非常用発電機を稼働し、発電させる。
③スプリンクラー等の防災設備に送電する。
④防災設備が稼働している間、発電機が電力を出力し続けることが可能かを検査する。
   
         
03.問題の原因  
「負荷運転」試験が実施されない最大の理由は、ビル全館を強制的に停電させることが不可能からである。
   
         
04.現状の問題   
①負荷運転は行われず、無負荷の空運転だで実施されている。
②空運転のみの場合、エンジン内部に未燃燃料が付着する。
③付着したまま非常用発電機を動かすと、未燃燃料に引火してエンジンが発火し、故障の原因となる可能性がある。
④実際、整備不良で、阪神淡路大震災、東日本大震災では多くの非常用発電機が動かなかった。
 
         
05.具体的解決   
スプリンクラー等の防災設備に替わる模擬的な可搬機器(模擬負荷試験装置)を使用する。
①試験装置を非常用発電機に接続する。
②発電機を稼働させ、試験装置に送電する。
③試験装置が発電機に負荷を段階的にかけていく。
④発電機の能力を測定する。
⑤エンジン内部の未燃燃料も少しずつ燃焼、除去されていく。
 
         
06.利点   
ビル全館を停電することなく、非常用発電機の「負荷運転」試験を実施することが可能になる。

発電機の性能検査のみならず、防災訓練の一貫と位置づけることができ、防災意識を高めることができる。